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ナショナルズが一塁手ロウとの年俸調停に勝利 全ての調停が終了

2025.2.16 13:57 Sunday

 日本時間2月16日、ナショナルズが一塁手ナサニエル・ロウとの年俸調停に勝利したことを複数の米メディアが伝えた。ロウの今季年俸は、選手側が希望した1110万ドルではなく、球団側が提示した1030万ドルとなる。

 現在29歳のロウは2022年にシルバースラッガー、2023年にゴールドグラブの受賞歴がある総合力の高い一塁手。2021年にレイズからレンジャーズに加入してからは、一塁のレギュラーとして毎年平均以上の打撃成績を残し続けていた。昨季も140試合で16本塁打、打率.265、OPS.762、守備防御点(DRS)+1と安定感は変わらなかった。

 しかし、レンジャーズは年俸の削減とブルペン強化のためにロウをナショナルズに放出。より年俸が安いジェイク・バーガーを代役として確保し、年俸が上昇していたロウの対価として救援左腕ロバート・ガルシアを獲得していた。一方のナショナルズは再建脱出を睨み、一塁のレギュラー候補を探しており、ロウはベストフィットだった。

 ロウと新天地のナショナルズは今季の年俸で折り合わず、結局調停にまで突入。結局は球団側の1030万ドルが採択され、ロウの年俸が確定したことで、今オフの年俸調停権を持つ全選手の年俸が確定することとなった。調停が行われた9人の選手のうち、球団が勝利したケースは5人、選手が勝利したケースは4人だった。

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