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Rソックス・ブレグマンはどこを守る? 吉田正尚の去就にも影響か

2025.2.16 15:45 Sunday

 3年1億2000万ドルの契約で市場からアレックス・ブレグマンをかっさらったレッドソックス。しかし、ブレグマンが本職の三塁を守るのか、あるいは二塁を守るのかはまだ決まっていないという。主砲のラファエル・デバース、そしてDHの吉田正尚の去就も絡むこの問題にフロントは頭を悩まされることになりそうだ。

 現在30歳のブレグマンは、2度の世界一を筆頭に様々なタイトルを獲得してきたスター選手だ。昨季は本職の三塁で自身初のゴールドグラブを獲得し、現役屈指の三塁手と呼べる存在だ。しかし、レッドソックスのチームの顔・デバースも三塁手であり、レッドソックスはポジション配置を考える必要がある。

 まず考えられる選択肢は、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じていたように、ブレグマンが二塁へのコンバートを受け入れるというものだ。ブレグマンはオフシーズンの早い段階から二塁へのコンバートを受け入れる旨を話していた。

 もう一つの選択肢が、ブレグマンに本職の三塁を守らせる構想だ。デバースは故障が多く、守備も得意な選手ではない。そこでブレグマンを三塁で起用し、デバースをDHあるいは一塁に回す選択肢があり得る。

 こうなると気がかりなのが、吉田の動向だ。DHが指定席になると見込まれる吉田は、ブレグマンに押し出されたデバースがDHに回ると、出場機会が危ぶまれる。さらに吉田は昨秋に右肘関節唇の手術を受けており、開幕に100%間に合うとは言い切れない。

 レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、ブレグマンの二塁への適応を問題視していない。アストロズでコーチ時代に若きブレグマンを指導した経験から「二塁手としてもゴールドグラブ賞に値する選手だと私は信じている」と相当の自信を持っているようだ。二塁ブレグマンが一つの既定路線と考えられるが、全てはスプリングトレーニング次第ということになるかもしれない。コーラ監督は「前にも言ったように、ロースター構成やチームにとって何が良いか、最高のラインナップは何かなど、他の要素も関係してくるし、競争も関係してくる。彼はテキサスでプレーするだろう(3月27日の開幕戦)。それは保証する。彼はラインナップに名を連ねるだろう。どこになるか?それは後で話そう」とコメントしている。

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