Ｒソックス・ブレグマンの契約は１年あたり2000万ドルが後払い
2025.2.16 18:03 Sunday
日本時間２月16日、先日レッドソックスに加入したアレックス・ブレグマンの契約の詳細が明らかになった。３年１億2000万ドルと伝えられた契約総額のうち、１年あたり2000万ドルは後払いになると米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者らが伝えている。これにより贅沢税の計算に用いられるブレグマンのAAV（平均年間価値）は、約3000万ドルほどに抑えられる。
レッドソックスはFA市場に残った最後の大物・ブレグマンと３年１億2000万ドルの大型契約を結んだ。この契約には毎シーズン終了後にオプトアウトが付き、ブレグマンは好成績を残し次第、再びFA市場に出て大型契約を狙えることになる。
さらに後日明らかになったところによれば、この契約には多額の後払いが含まれている。ナイチンゲール記者らが伝えたところによれば、後払いの額は年2000万ドルで、後払い分は2035年から支払いが始まる。
これにより、レッドソックスは財政の柔軟性を確保することができる。贅沢税の計算に用いられるAAVという年俸の換算は、基本的には契約額の単純な年平均額が適用される。しかし、後払いが含まれている場合は、契約の正味現在価値が用いられることによって、AAVを年平均額より低い額に抑えられることになる。
後払い分を加味したブレグマンのAAVは、3170万5000ドルと米サイト「スポトラック」が試算している。同サイトによれば、レッドソックスの贅沢税ペイロールは約２億2859万6852ドルであり、贅沢税ラインまでは約1240万ドルの余裕がある。シーズンの補強次第ではあるが、レッドソックスは仮に贅沢税ラインを超過したとしても、その超過額はペナルティの第１段階である2000万ドル以上には達しないだろう。
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