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ツインズ移籍のタイ・フランス 正一塁手として起用される予定

2025.2.17 10:02 Monday

 ツインズは年俸100万ドルという格安契約でタイ・フランスを獲得したが、ロッコ・バルデリ監督はフランスを正一塁手として起用するつもりのようだ。地元紙「スター・トリビューン」のボビー・ナイチンゲール記者によると、バルデリ監督は「彼はたくさんプレーする。彼のような打者はプラトーンで使うのはもったいない。(レギュラーとして)プレーすることになると思う」とコメント。フランスはFAで退団したカルロス・サンタナに代わる正一塁手を務めることになりそうだ。

 現在30歳のフランスはマリナーズ時代の2021年に打率.291、18本塁打、OPS.813の好成績を残し、翌2022年には自己最多の20本塁打を放ってオールスター・ゲームに選出された実績もある中距離打者。しかし、2023年以降は成績を悪化させており、メジャー6年目の昨季はマリナーズとレッズで合計140試合に出場して打率.234、13本塁打、51打点、1盗塁、OPS.670と自己最悪の成績に終わった。

 しかし、ツインズのデレック・フォルビー編成本部長は「彼は常に我々が獲得を狙っていた選手だ。トレードの話し合いをしたこともある」とフランスのことを高く評価している。「彼は我々のチームにフィットする選手だと思う。数年前には素晴らしいスイングをして、オールスター・ゲームに選ばれた選手だ」と語り、ここ2年間低迷しているフランスが本来のパフォーマンスを取り戻すことに期待を寄せた。

 フランスは本来の打撃を取り戻すため、今オフはツインズOBのデニー・ホッキングと連携してスイングの見直しに取り組んだだけでなく、サンディエゴ州立大学時代の恩師であり、自身のメンターでもある名打者トニー・グウィン(故人)からのアドバイスを思い出すために、過去の映像も入念にチェックしたという。「この世界は厳しいから、考え過ぎてしまうことがある。昔の映像を見て、基本を思い出すことができたよ」とフランス。「今年は本当に楽しみだ」と復活に自信を見せた。

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