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ヤンキース・スタントン 両ひじの痛みで開幕出遅れの可能性

2025.2.17 10:37 Monday

 昨年のア・リーグ優勝決定シリーズで4本塁打を放ってMVPに輝いた長距離砲がシーズン開幕に間に合わない可能性が出てきた。ヤンキースのアーロン・ブーン監督はジャンカルロ・スタントンが両ひじに痛みを抱えていることを明かし、「テニスひじ」と言及。「(開幕に間に合うかどうかは)わからない。断言するのは難しいね。現時点では復帰までの具体的なスケジュール感もわからない。上手く対応していきたい」と語るにとどめた。

 現在35歳のスタントンは現役最多の通算429本塁打を放っているスラッガー。2019年以降は相次ぐ故障に悩まされ、フル稼働できないシーズンが続いているが、それでも直近4年間で117本塁打を記録している。メジャー15年目の昨季は114試合に出場し、打率.233、27本塁打、72打点、OPS.773をマーク。ポストシーズンでは14試合で打率.273、7本塁打、16打点、OPS1.048の活躍を見せた。

 ブーン監督によると、スタントンはオフシーズンのトレーニングを行っていた際、両ひじに痛みを感じ、治療のためにトレーニングを中断せざるを得なかったという。ブーン監督は「無理をして急がせたくない」と話しており、痛みを抱えたままプレーさせるのではなく、万全の状態に戻ってから復帰させたい意向のようだ。また、ブーン監督はスタントンが昨季の途中から両ひじの問題を抱えていたことも明らかにしている。

 もしスタントンが開幕に間に合わなかった場合、ブーン監督は複数の選手をDHで併用していく方針だという。そのメンバーのなかには主砲アーロン・ジャッジも含まれる。ハムストリングの不調で少し調整が遅れているトレント・グリシャムは開幕に間に合う見通しであり、スタントン不在で開幕を迎える場合、中堅グリシャム、右翼コディ・ベリンジャー、DHジャッジという布陣で戦う試合が増えるかもしれない。ジャッジの負担を軽減できるのは悪い話ではないが、フアン・ソト退団の穴を埋めるためには、やはりスタントンの打棒は不可欠であり、1日も早い回復が望まれる。

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