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長距離砲シュワーバー フィリーズとの契約延長に興味を示す

2025.2.17 10:57 Monday

 フィリーズは今オフ、それほど大きな補強には動かなかった。目立った補強はジョーダン・ロマノ、マックス・ケプラー、ヘスス・ルザードを獲得した程度。これは現有戦力への自信と信頼の表れと言っていいだろう。しかし、その現有戦力のうち、レンジャー・スアレス、J・T・リアルミュート、カイル・シュワーバーの3人は今季終了後にFAとなる。リアルミュートについては契約延長の噂が出ているが、シュワーバーもフィリーズとの契約延長に興味を示しているようだ。

 現在31歳のシュワーバーは今季が4年7900万ドルの契約最終年。フィリーズ加入後の3年間では131本塁打&302打点をマークしており、この3年間でシュワーバーより多くの本塁打を放った選手は、アーロン・ジャッジ(157本)と大谷翔平(132本)の2人しかいない。フィリーズ移籍3年目の昨季は150試合に出場して打率.248、38本塁打、104打点、5盗塁、106四球、OPS.851を記録し、シーズン15本の先頭打者アーチはメジャー新記録となった。

 シュワーバーはフィリーズとの契約延長について「我々のサイドは興味を持っている。春季キャンプのあいだに何が起きるか見ていきたい。もし球団側からアプローチがあれば、より深い話し合いをしていくことになるだろう」とコメント。「(カブス時代の先輩である)ジョン・レスターは『給料をもらうための最善の方法は勝つこと』だと言っていた。僕もそれに集中するつもりだ。(勝利は)常に最優先に考えてきたことでもある」と語り、契約延長への興味を示しつつもチームの勝利に集中する姿勢を示した。

 フィリーズは2023年シーズン終了後にFAとなったアーロン・ノラと7年1億7200万ドルで再契約を結び、契約満了が迫っていたザック・ウィーラーとは昨春に3年1億2600万ドルで契約延長。シュワーバーについても「FA後の再契約」と「FA前の契約延長」のどちらの可能性もある。ほぼDH専任の選手を長期契約で抱えるのはチーム編成上のデメリットもあるため、契約延長が実現するかどうかはフィリーズがそのあたりのリスクをどのように考えるか次第だろう。

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