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アスレチックスがコッツェイ監督との3年間の契約延長を発表

2025.2.18 09:46 Tuesday

 日本時間2月18日、アスレチックスはマーク・コッツェイ監督と3年間の契約延長を結んだことを発表した。今季限りで現行の契約が満了する予定だったが、2028年シーズンまで指揮を執ることに。また、2029年シーズンの球団オプションも付属している。再建中かつ本拠地移転を控えるという難しいチーム状況のなかで指揮を執ってきたコッツェイ監督。ラスベガスへの移転が予定されている2028年シーズンまで監督を務めることがほぼ確実となった。

 現在49歳のコッツェイ監督は1996年ドラフト全体6位指名でマーリンズに入団した元外野手で、17年間のメジャー生活で通算1784安打をマークしている。チーム解体が行われた直後、2022年シーズンからアスレチックスの監督を務めており、就任から2年連続100敗以上。しかし、昨季は就任後最多の69勝を挙げ、初めて地区最下位を脱出した。メジャーリーガーとしての経験も豊富であり、「選手の気持ちがわかる監督」として選手からの信頼も厚い。

 コッツェイ監督は今回の契約延長について「とても恐れ多い気持ちだ。妻と結婚した日を除けば、人生で最高の1日だと思う」とコメント。「監督としての旅を2022年に始めたとき、とにかく契約を全うすることだけが望みだった。今は勝ちたいと思っている。私が旅を始めたこのチームで勝ちたいんだ」と自身が率いてきたチームへの熱い思いを口にした。

 コッツェイ監督との契約延長は、キャンプ地のクラブハウスに関係者が集まった状態で発表された。記者会見には全選手と全コーチも出席し、スタンディングでコッツェイ監督を出迎える形に。コッツェイ監督は「チームが私を信頼してくれていることを感じることができた。とてもやりがいを感じるよ」と嬉しそうに語った。

 昨季はブレント・ルーカー、ローレンス・バトラー、メイソン・ミラーといった球団の今後を担う中心選手たちが次々に台頭。今オフの補強ではルイス・セベリーノ、ホセ・レクラーク、ジェフリー・スプリングスといった複数の即戦力を加えた。サクラメントのサターヘルス・パークが本拠地となる今季、アスレチックスはコッツェイ監督の指揮のもとで躍進を目指す。

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