ロイヤルズがGMと5年間の契約延長 監督はオプション行使
2025.2.18 10:05 Tuesday
前年比30勝増という大躍進で9年ぶりのポストシーズン進出を成し遂げた昨季のロイヤルズ。そのチームを作った立役者が今後も長きにわたってフロントオフィスのトップを務めることが決まった。日本時間2月18日、ロイヤルズはJ・J・ピコーロGMとの5年間の契約延長を発表。契約は2030年シーズンまでとなり、2031年シーズンの球団オプションが付属している。また、マット・クアトラーロ監督の来季の球団オプションを行使することも決定した。
ピコーロGMとの契約延長を発表したジョン・シャーマン・オーナーは「野球には様々な要素が関与しているが、そのなかでもリーダーシップは極めて重要だ。私は(ピコーロGMとクアトラーロ監督の)2人に大きな信頼を寄せている」とコメント。「適切な人材が必要であることは間違いないが、リーダーシップの安定性も非常に重要だ。(ピコーロGMとの契約を延長することができて)これ以上ないほどに興奮している」と今回の契約延長を喜んだ。
新たに5年契約を得たピコーロGMは「オーナーが我々の仕事に信頼を寄せてくれていることに感謝したい。同じビジョンを共有し、良好な関係を築くことができていると思う。この球団のビジョンはオーナーから始まるものであり、それを理解することが我々にとって大切だ。今やっていることを継続し、チームを強化し、最終的には常勝軍団を作りたい」とコメント。クアトラーロ監督が2026年シーズン以降も指揮を執り続ける可能性については「間違いなくそれを期待している」と述べた。
ロイヤルズのフロントオフィスで20年以上働いてきたピコーロGMは、誰よりも球団のことを熟知している。長年フロントオフィスを率いてきたデイトン・ムーア編成本部長からのバトンタッチもスムーズに行われた。ボビー・ウィットJr.とサルバドール・ペレスという新旧のスターを中心に、徐々に充実した戦力が整いつつあるロイヤルズ。次の目標は2015年以来となる地区優勝、そしてワールドシリーズ制覇だ。