Dバックスが正遊撃手ペルドモと4年4500万ドルで契約延長
2025.2.18 10:53 Tuesday
日本時間2月18日、ダイヤモンドバックスが正遊撃手ヘラルド・ペルドモと4年4500万ドルの契約延長に合意したことが明らかになった。5年目は球団オプションとなっており、オプション行使の場合、5年間の総額は5700万ドルとなる。また、MVP投票の順位に応じた昇給が盛り込まれており、すべての条件をクリアすると、5年7200万ドルの契約となるようだ。ペルドモはハッスルプレーでチームを牽引する存在で、トーリ・ロブロ監督からも高く評価されており、今回の契約延長はその高評価を裏付けるものと言えるだろう。
現在25歳のペルドモはドミニカ共和国出身の遊撃手。2021年にメジャーデビューし、翌2022年に148試合出場でレギュラーに定着すると、2023年は自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。昨季は右ひざの故障があり、98試合の出場にとどまったが、打率.273、3本塁打、37打点、9盗塁、OPS.718と自己最高打率をマーク。有望株ジョーダン・ローラーが控えているものの、今季も正遊撃手としての起用が見込まれている。
今季はすでに年俸255万ドルで合意しており、今回の4年契約は来季からスタート。年俸は来季が500万ドル、2027年が800万ドル、2028年が1100万ドル、2029年が1300万ドルで、2030年は年俸1500万ドルの球団オプション(またはバイアウト300万ドル)となる。ペルドモは2027年シーズン終了後にFAとなる予定だったため、今回の4年契約はFAまでの2年間とFA後の2年間をカバーする。
ここで気になるのは、有望株ローラーの起用法だ。昨季は故障に悩まれてメジャーでの出場がなく、マイナーでも23試合の出場にとどまったローラーだが、依然トップ・プロスペクトとして期待は大きい。正遊撃手にペルドモが君臨し、正三塁手エウヘニオ・スアレスが今季終了後にFAとなることを考えると、ローラーは今後、三塁手としてプレーする機会が増えていくのかもしれない。これもまた、ダイヤモンドバックスのペルドモに対する高評価の表れと言えそうだ。