English Español 韓国語

ガーディアンズがミーンズを獲得へ TJ手術から復活目指す

2025.2.18 11:30 Tuesday

 日本時間2月18日、ガーディアンズがトミー・ジョン手術からの復活を目指す左腕ジョン・ミーンズと1年契約で合意したことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のカイリー・マクダニエル記者によると、ミーンズの今季の年俸は100万ドル。来季の契約は球団オプションとなっており、ミーンズの成績に応じて最大750万ドルまで上昇するという。ミーンズは昨年6月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けており、今年8月ごろの戦列復帰を目指している。

 現在31歳のミーンズはオリオールズ時代の2019年に12勝を挙げてオールスター・ゲームに選出され、新人王投票では2位にランクインした実績を持つ左腕。2021年には「振り逃げによる走者1人だけ」というノーヒッターを達成した。しかし、2022年と2024年にトミー・ジョン手術を受けることになり、直近3年間は合計でわずか10登板のみ。その10試合で3勝2敗、防御率2.75とまずまずのピッチングを見せているが、2度目のトミー・ジョン手術を経て、以前のピッチングを取り戻すことができるかどうかは不透明だ。

 ガーディアンズとしては、昨季途中に加入して先発ローテーションの立て直しに貢献し、ポストシーズンでも先発登板の機会を得たマシュー・ボイド(現カブス)やアレックス・カッブ(現タイガース)のような働きを期待しているのだろう。ミーンズが復帰後に好投すれば来季の球団オプションを行使し、出来が悪ければ1年100万ドルの契約だけで済む。「ローリスク・ハイリターン」の契約と言えそうだ。

 昨季ア・リーグ中地区を制したガーディアンズだが、先発ローテーションは決して盤石ではなく、エース格のタナー・バイビーを除くと、ベン・ライブリー、ギャビン・ウィリアムス、ルイス・L・オルティス、トリストン・マッケンジー、ジョーイ・キャンティロなど不安の残る布陣。元サイ・ヤング賞投手のシェーン・ビーバーはミーンズと同様にトミー・ジョン手術のリハビリ中で、シーズン途中に復帰予定だ。昨季のボイドやカッブのように、ビーバーとミーンズが先発陣の救世主となるかもしれない。

spotvnow