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パドレスがユリ・グリエルとマイナー契約 40歳の元首位打者

2025.2.18 12:52 Tuesday

 日本時間2月18日、パドレスがロイヤルズからFAとなっていたユリ・グリエルとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、グリエルはロースター40人枠外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、メジャー昇格を果たした場合の年俸は125万ドル。さらに、100万ドルの出来高も設けられているようだ。40歳の元首位打者は控え一塁手として開幕ロースター入りを目指すことになる。

 今年6月に41歳の誕生日を迎えるグリエルはキューバ出身の好打者。日本球界を経て、2016年にアストロズでメジャーデビューし、2019年に自己最多の31本塁打を放ったほか、2021年には自己最高の打率.319で首位打者のタイトルを手にした。2021年はゴールドグラブ賞も受賞しており、2017年と2022年にはワールドシリーズ制覇を経験。しかし、2023年はマーリンズで108試合に出場して打率.245と精彩を欠き、昨季はロイヤルズでわずか18試合の出場に終わるなど、年齢による衰えは否めない。

 パドレスのマイク・シルト監督は3年連続首位打者のルイス・アライズを正一塁手として起用する方針を固めており、グリエルは控え一塁手としてのメジャー昇格を目指すことになる。正二塁手ジェイク・クロネンワースや左翼でのプラトーン起用が予定されているコナー・ジョーも一塁を守れるため、一塁専門のグリエルをロースターに置いておく必要はそれほどなく、グリエルがメジャー昇格を勝ち取るためには打撃面での猛アピールが必須となるだろう。

 ただし、パドレスは現時点でDHのレギュラーが不在である。若手のティアソー・オルネラスやエグイ・ロサリオ、マイナー契約のギャビン・シーツ、オスカー・ゴンザレス、マイク・ブロッソーらがその座を狙っており、もちろんグリエルにもチャンスはある。元首位打者の意地を見せ、開幕ロースター入りを勝ち取れるか注目だ。

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