Rソックスがオッタビーノとマイナー契約 4年ぶり古巣復帰
2025.2.19 13:19 Wednesday
日本時間2月19日、レッドソックスはメッツからFAとなっていたベテラン救援右腕アダム・オッタビーノとマイナー契約を結んだことを発表した。オッタビーノはロースター40人枠外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りやメジャー昇格を目指すことになる。アレックス・コーラ監督は「我々はさらに良いチームを作ろうと努力している。フロントオフィスは今オフ、良い仕事をしてくれたけど、今もまだ動いてくれているようだ」と話している。
現在39歳のオッタビーノはメジャー14年間で通算724試合に登板しているベテランリリーバー。昨季はメッツで60試合に登板して56イニングを投げ、2勝2敗1セーブ、15ホールド、防御率4.34、70奪三振を記録した。通算195ホールドの実績を誇り、これはトニー・ワトソン(246)、アーサー・ローズ(231)、ジョー・スミス(228)、タイラー・クリッパード(226)、ホアキン・ベノワ(211)、マット・ソーントン(206)、セルジオ・ロモ(204)、デービッド・ロバートソン(196)に次ぐ歴代9位の記録である。
オッタビーノはレッドソックスが最後にポストシーズン進出を果たした2021年にレッドソックスでプレーしており、4年ぶりの古巣復帰に。この年は69試合で7勝3敗11セーブ、22ホールド、防御率4.21を記録した。コーラ監督はチームにおけるオッタビーノの存在について「とても大きい。戦力としてだけでなく、ギャレット・ウィットロックやタナー・ハウクなど、彼からいろいろなものを吸収した投手は多い。重要な場面も恐れないし、現在でも良いボールを投げている」と語っており、経験豊富なベテラン右腕にかなりの信頼を寄せているようだ。
オッタビーノによると、ある球団からメジャー契約のオファーも届いていたようだが、「見込まれる出場機会」と「慣れ親しんだ球団」を優先し、レッドソックスとのマイナー契約を選択。なお、これまで背番号「0」を着用してきたが、レッドソックスではウォーカー・ビューラーが背番号「0」に決まっており、オッタビーノは「00」を背負うことになった。