ロッキーズがブルペン補強 アレクサンダーと1年契約を結ぶ
2025.2.20 10:02 Thursday
ロッキーズが経験豊富なベテラン左腕をブルペンに加えた。日本時間2月20日、ロッキーズはアスレチックスからFAとなっていたスコット・アレクサンダーと1年契約を結んだことを発表。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、契約条件は1年200万ドルだという。ロッキーズはロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、昨季メジャーデビューして39試合に出場した内野手のアーロン・シャンクをDFAとし、アレクサンダー加入の枠を空けている。
現在35歳のアレクサンダーは2015年にロイヤルズでメジャーデビューし、ドジャース、ジャイアンツ、アスレチックスを渡り歩いてきた左腕。昨季はアスレチックスで1勝3敗、10ホールド、防御率2.56と安定したピッチングを見せたが、2度の故障離脱があったため、登板数は45試合にとどまった。ドジャース移籍1年目の2018年には自己最多の73試合に登板して21ホールドを挙げた実績もあり、この年はポストシーズンの舞台も経験している。
ロッキーズのビル・シュミットGMは速球派の若手右腕が揃うブルペンにベテラン左腕を加えたい意向を示していた。アレクサンダーはゴロ率の高い投手でもあり、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドにもフィットする投手だろう。シュミットGMは「彼は左打者を抑える能力を持っている。1イニングを任せられる投手だ。ブルペンには若手が多く、彼はベテランの存在感をブルペンにもたらしてくれるはずだ」と期待を寄せた。
DFAとなったシャンクは昨季メジャーデビューしたばかりの27歳の内野手。39試合に出場して打率.234、2本塁打、7打点、OPS.595と平凡な成績に終わったが、内野の全ポジションを守れるユーティリティ性を持ち、マイナーAAA級では69試合で打率.291、7本塁打、43打点、OPS.808とまずまずの数字を残していた。内野のユーティリティとして、獲得に興味を示す球団が出てくるかもしれない。