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ロイヤルズがストリップリングとマイナー契約 ローテ争いへ

2025.2.20 10:51 Thursday

 日本時間2月20日、ロイヤルズがアスレチックスからFAとなっていた右腕ロス・ストリップリングとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。2022年シーズン終了後にFAとなり、2年2500万ドルの契約を得たストリップリングだったが、直近2年間は合計2勝16敗、防御率5.68と全く活躍できず。しかし、ドジャース時代の2018年にオールスター・ゲーム選出、ブルージェイズ時代の2022年に2ケタ勝利を挙げた実力者であり、ロイヤルズの先発5番手争いに加わることが期待される。

 現在35歳のストリップリングはメジャー9年間で通算40勝を挙げているベテラン右腕。2016年にドジャースでメジャーデビューし、2018年には前半戦の好投が評価されてオールスター・ゲーム選出を果たした。2020年途中にブルージェイズへトレードされ、FA前の最終年となった2022年は自己最多の134回1/3を投げ、10勝4敗1セーブ、防御率3.01とキャリアハイの成績をマーク。同年オフ、ジャイアンツと2年2500万ドルの契約を結んだ。

 ところが、ジャイアンツ移籍1年目は0勝5敗、防御率5.36と大不振。昨年2月にアスレチックスへトレードされたが、昨季も2勝11敗、1ホールド、防御率6.01と精彩を欠いた。5月下旬に右ひじを痛め、2ヶ月の戦線離脱。9月には腰を痛め、再び故障者リスト入りとなった。メジャー通算では先発登板が129試合、リリーフ登板が119試合。先発もリリーフもこなせる経験豊富な投手として、新天地ロイヤルズで存在感を示したいところだ。

 なお、ロイヤルズはコール・レイガンズ、セス・ルーゴ、マイケル・ワカ、マイケル・ロレンゼンで先発4番手まではほぼ確定。残り1枠をクリス・ブービッチ、カイル・ライト、アレック・マーシュ、ダニエル・リンチ4世らが争っており、ストリップリングも先発5番手争いに加わることになりそうだ。

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