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パイレーツが先発補強 左腕ヒーニーと1年525万ドルで合意

2025.2.21 10:48 Friday

 強力な先発3本柱を擁するパイレーツがさらなる先発補強に動いた。日本時間2月21日、米公式サイト「MLB.com」でパイレーツを担当するアレックス・スタンプ記者が報じたところによると、パイレーツはレンジャーズからFAとなっていた左腕アンドリュー・ヒーニーと1年525万ドル+出来高の契約を結ぶことで合意。メジャー通算51勝の実績を誇る左腕は、ポール・スキーンズ、ミッチ・ケラー、ジャレッド・ジョーンズに続く先発4番手として起用されることになりそうだ。

 現在33歳のヒーニーはメジャー11年間のキャリアを誇るベテラン左腕。これまでにマーリンズ、エンゼルス、ヤンキース、ドジャース、レンジャーズでプレーし、2023年に自身初の2ケタ勝利をマークするなど、通算51勝を挙げている。昨季はレンジャーズで32試合(うち31先発)に登板したが、160イニングとわずかに規定投球回に届かず、5勝14敗、防御率4.28と不本意な成績に終わった。

 パイレーツは先発5枠のうち、スキーンズ、ケラー、ジョーンズで3番手までは確定。ルイス・L・オルティスを今オフのトレードで放出したため、4番手には昨季28試合に先発したベイリー・フォルター、5番手にはトミー・ジョン手術で昨季を全休したヨハン・オビエドが入ることが予想されていた。ヒーニーが加入したことで、4番手にヒーニーが入り、5番手をフォルター、オビエドらが争うことになりそうだ。

 なお、パイレーツはババ・チャンドラー、トーマス・ハリントン、ブラクストン・アッシュクラフトといった有望株たちのメジャー昇格が迫っており、今季途中に先発ローテーションはさらにグレードアップする可能性がある。ヒーニーは有望株が昇格してくるまでの「つなぎ役」となり、前半戦で活躍してトレード・デッドラインで駒として使えるというのがパイレーツにとって理想の展開となるだろう。ヒーニーとしては、夏場にコンテンダーへ移籍できる可能性もあり、前半戦で奮起したいところだ。

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