カブス・今永昇太が模擬試合で2回5奪三振 変化球がテーマ
2025.2.22 11:18 Saturday
日本時間2月22日、カブスの今永昇太が模擬試合に登板。2イニングを投げ、5三振を奪う上々の内容で、自身初の開幕投手に向けて調整を進めた。米公式サイト「MLB.com」のジョーダン・バスティアン記者が報じている。
今永は3月19日に行われるドジャースとの日本開幕戦の先発投手に決定。山本由伸との史上初の開幕戦の日本人投手による投げ合いが実現することとなった。山本は前日に行われたオープン戦に早速先発したが、今永は実戦ではなく自チームの選手との模擬試合に登板。新加入のジャスティン・ターナーを含む複数の打者に対し、39球で5三振2安打1四球の内容だった。
今永は「MLB.com」に対して通訳を介して、「無意識の内にもっとパワーを出そうとしていると思う。それをコントロールするのが今日の目標だった」と語っている。そして、今永が目下取り組んでいるのは変化球の調整だ。「昨年は高めの速球に重点が置かれていた」とMLBへの適応を図っていた昨季から、今季は「速球の投げ込むスポットを変えて、他の球種を混ぜること」に取り組んでいるという。
今永の今季の目標の一つが「被弾を減らす」ことにある。今永の最大の武器であるホップするように変化する4シームは、有効な球種である一方、22本の本塁打を食らった諸刃の剣。昨季は4シームだけで投球割合の52%を占めたが、今季は変化球の割合も増えるのかもしれない。