好守のベテラン2人がマイナー契約 救援右腕フローロも決定
2025.2.22 17:22 Saturday
日本時間2月22日、開幕が迫るMLBでは、ベテランの選手のマイナー契約が相次いでいる。カブスは外野手トラビス・ジャンコウスキーと、ブリュワーズは外野手マニュエル・マーゴと、アスレチックスは救援右腕ディラン・フローロとマイナー契約を結んだことをそれぞれ発表。3選手はスプリングトレーニングへの招待を受け、ロスター入りを目指す。
カブスとマイナー契約を結んだジャンコウスキーは現在33歳のベテラン。通算OPS.634と打力は低いが、昨季も外野3ポジションを守ってOAA+5を稼いだ守備力が持ち味だ。カブスは外野手コディ・ベリンジャーを放出したこともあり、若き正中堅手ピート・クロウ=アームストロングをバックアップできる中堅手候補が手薄だった。2023年にレンジャーズで世界一に貢献したこともあるベテランのジャンコウスキーはデプスとしてうってつけの存在だ。
ブリュワーズにマイナー契約で加入したマーゴも、守備の名手として鳴らしたベテランだ。ツインズに在籍した昨季は129試合で打率.238、OPS.626と苦しんだ。ただ、マーゴの持ち味は、近年こそ衰えが見られるが、2016年からキャリア通算OAA+53を積み重ねた外野守備。ブリュワーズは好守の外野手が多く揃うチームだが、名手マーゴを加えて一層のデプス拡充を図った。
そして、アスレチックスは救援右腕フローロをマイナー契約で加えた。34歳のフローロは昨季、ナショナルズでは51登板で防御率2.06と大活躍を見せるも、トレードで移籍したダイヤモンドバックスでは大乱調。15登板で防御率9.37と打ち込まれてシーズン閉幕前にリリースされ、FAとなった今オフも契約がなかった。アスレチックスのブルペンは流動的な部分も多く、開幕ロスター入りのチャンスは十分にありそうだ。