大谷と佐々木の実戦デビュー 大谷は来週末、佐々木は26日に
2025.2.24 15:35 Monday
ドジャースの大谷翔平と佐々木朗希は未だにスプリング・トレーニングの実戦に登場していない。しかし、両者とも球団内のプログラムに従い、順調に開幕への準備を進めているようだ。米公式サイト「MLB.com」のジャック・マグルーダー記者が報じている。大谷は来週末からスプリング・トレーニングに打者として出場予定であり、佐々木は日本時間26日に実戦デビューを迎える。
23日、大谷は今季初となる実戦形式の打撃練習(ライブBP)に取り組んだ。マイナーリーガーの投手を相手に32球に対し、18スイング。大谷が生の投手と対戦するのは、左肩関節唇断裂の修復手術を受けた昨年11月以来のことだった。大谷の調子についてデーブ・ロバーツ監督は「翔平は調子が良かった」「たくさんスイングしていた。その後、調子が良いと言っていた。力強いボールを何球か打っていたね。見ていて良かったよ」と称賛。さらに「来週末にはDHとして試合に出場する予定だ」とこのまま調整を進め、来週からスプリング・トレーニングに登場するスケジュールを明かした。
一方の佐々木は、今春2回目のブルペンに入り、30球を投じた。しかし、今日は前回のように屋外のブルペンではなく、室内の打撃ケージの中で投球練習を実施。この意図について投手コーチのマーク・プライアーは「テクノロジーを使って彼の基準値を調べようとした。これは組織の上から下まで全ての投手に行うことだ」と語った。
そして、佐々木の実戦デビューが日本時間26日だということも明かされた。ただ、これはスプリング・トレーニングの試合ではなく、マイナーリーガーが中心のホワイトソックスとの模擬試合だ。カブスとの日本開幕戦の第2戦の先発に早くも内定している佐々木だが、1ヶ月以内に迫るデビュー戦を前にしても、首脳陣に焦りはない。同コーチは「最初の数週間は、お互いをよく知り、そこから前進しようと努める期間」とし、金の卵をゆっくりと孵化させることを目論んでいる。