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42歳バーランダーが新天地デビュー 上々のオープン戦初登板

2025.2.25 11:31 Tuesday

オープン戦【ロッキーズ2-2ジャイアンツ】@スコッツデール・スタジアム

 日本時間2月25日、ジャイアンツはロッキーズとのオープン戦で新戦力のジャスティン・バーランダーが新天地デビュー。マイケル・トーリアのソロ本塁打で先制を許したものの、2イニングを投げて許した安打はその1本だけと、上々の初登板となった。試合は2対2の同点で終了。ジャイアンツは9回裏に追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 バーランダーは初回先頭のザック・ビーンをライトフライ、続くノーラン・ジョーンズを見逃し三振に仕留めたあと、トーリアにソロ本塁打を被弾。さらに四球とボークで二死2塁のピンチとなったが、ニック・マルティーニをファーストゴロに打ち取った。

 1回裏にイ・ジョンフのソロ本塁打で追いついてもらうと、2回表は外野フライ3つで三者凡退。先日42歳になった大ベテランだが、新天地デビュー戦は2回1安打1失点と上々のピッチングだった。

 試合は3回表にロッキーズがトーリアのタイムリーで勝ち越し。ジャイアンツはチャンスを作りながらも得点を奪えない状況が続いたが、9回裏に2本の二塁打が飛び出し、2対2の引き分けに持ち込んだ。

 バーランダーは試合後、「ホームランを打たれたのは甘く入ったスライダーだった。思ったほど曲がらなかったんだ」とコメント。しかし、同僚のローガン・ウェブから「気候の問題で変化球があまり曲がらないことがある」と事前に情報を得ていたため、被弾したという結果についてはそれほど気にしていない様子だった。今季は先発ローテーション入りが有力とはいえ、ローテの座は確約されていない立場。「競争するのは初めてだから、毎晩それのことばかり考えている。あまり眠れないかも」と緊張感を持ちながらも、メジャー20年目で初めてのローテ争いを楽しんでいる。


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