9球団の開幕投手が決定 日本人4人目が誕生する可能性も?
2025.2.25 12:55 Tuesday
2025年シーズンの開幕(東京シリーズ)まで1ヶ月を切り、アメリカ国内でのシーズン開幕もおよそ1ヶ月後に迫っているが、すでに9球団が今季の開幕投手を発表している。そのうち3人は日本人投手で、山本由伸(ドジャース)と今永昇太(カブス)が東京ドームで投げ合う予定となっており、菊池雄星(エンゼルス)も自身初の開幕投手に指名された。同一シーズンに3人の日本人が開幕投手を務めるのは初めてのことだが、4人目が誕生する可能性も出てきた。
今季の開幕投手を務めるのが決まっているのは、山本、今永、菊池のほかに、シェーン・マクラナハン(レイズ)、パブロ・ロペス(ツインズ)、サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)、ザック・ウィーラー(フィリーズ)、フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)、ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)という面々。アルカンタラは2年ぶり5度目、ウェブは4年連続4度目の大役となる。
メッツは開幕投手の最有力候補と目されていた左腕ショーン・マナイアが右わき腹で離脱。復帰は4月後半になるとみられており、ほかの投手が開幕戦に先発しなければならない。現時点で開幕投手の最有力候補と言えるのは、昨季わずか1勝ながらも地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズの第1戦の先発を任された千賀滉大だろう。絶対的エースが不在の先発陣において、今季もエース格として期待されており、もし開幕投手に指名された場合、山本、今永、菊池に続いて今季4人目の日本人投手ということになる。
ほかの日本人先発投手では、ダルビッシュ有(パドレス)、菅野智之(オリオールズ)、前田健太(タイガース)、小笠原慎之介(ナショナルズ)もいるが、前田と小笠原はそもそも開幕ローテ入りを争う立場であり、メジャー1年目の菅野が大役を任される可能性も低い。ダルビッシュは可能性を残すが、現時点では先発3番手という扱いであり、ディラン・シースとマイケル・キングの両右腕が放出されたり、故障したりしない限り、開幕投手を務める可能性は低いと思われる。