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ナショナルズが抑えのフィネガンと1年600万ドルで再契約へ

2025.2.26 08:45 Wednesday

 ナショナルズは昨季38セーブを挙げ、オールスター・ゲームに初選出されたクローザーを呼び戻すことを決めたようだ。日本時間2月26日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェシー・ロジャース記者が報じたところによると、ナショナルズは自軍からノンテンダーFAとなっていた右腕カイル・フィネガンと1年600万ドルで再契約を結ぶことに合意。マイク・リゾ編成本部長はフィネガンと連絡を取り合っていることを明かしていたが、ようやく再契約が決まった。

 現在33歳のフィネガンはメジャー5年目の昨季、65試合に登板して63回2/3を投げ、3勝8敗38セーブ、防御率3.68、60奪三振を記録。38セーブはライアン・ヘルズリー(カージナルス)、エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)に次ぐ昨季メジャー3位の数字であり、オールスター・ゲームにも初めて選ばれた。しかし、年俸が860万ドル前後まで上昇すると予想されていたため、ナショナルズはノンテンダーFAを決断。オールスター・ゲームにも選ばれたクローザーの放出は小さくないサプライズとなった。

 ナショナルズは左腕ホセ・A・フェレアと新加入の右腕ホルヘ・ロペスをクローザー候補としていたが、まだ今季のクローザーが決まっていない状況。デーブ・マルティネス監督は「クローザーを務める資格のある投手が複数いる。そして、常に戦力補強の可能性を模索している」と現有戦力に期待しつつも、クローザーの補強に動く可能性を示唆していたが、その言葉通りにフィネガンを呼び戻し、今季のクローザーを確定させた。

 フィネガンは決して絶対的な存在ではないものの、4年連続65試合以上に登板して2ケタのセーブを記録するなど、一定以上の働きを計算できる投手である。ちなみに、2021年以降4年連続で65試合以上に登板し、毎年2ケタのセーブを記録しているのは、フィネガンのほかにクラセだけ。今季はそれを5年連続に伸ばせるか注目だ。

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