【On the Move ⑤】FA市場に残った最後の大物選手の移籍先も決まり、各球団の陣容がほぼ決定
2025.2.27 13:43 Thursday
米公式サイト「MLB.com」がオフに発表したFA選手トップ25の最後の大物選手、アストロズからFAとなっていたアレックス・ブレグマンがレッドソックスと3年契約で合意。各チームの陣容が揃い、キャンプ地では新天地に移ったベテラン勢も元気な姿を見せている。
アストロズの黄金時代を支えてきた強打の内野手ブレグマンの争奪戦がようやく決着。2月12日(日本時間13日)にレッドソックスと3年1億2000万ドルで合意した。ブレグマンの定位置は三塁で、昨季は初のゴールドグラブ賞を受賞したが、レッドソックスの三塁にはラファエル・デパースがいるため、ポジションは不透明。ブレグマンが三塁に就く場合は、デバースが指名打者に回る可能性が高い。そのため、吉田正尚の起用に影響が出ることも予想される。
また、同日には現役最多の通算871登板&447セーブを誇るケンリー・ジャンセンがレッドソックスからFAでエンゼルスへ。エンゼルスは菊池雄星をエースに迎え、ジャンセンも加えることで投手陣の充実を図った。
そのほか、ドジャースファンに愛されているユーティリティ・プレーヤーの「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデスの残留が決まり、ドジャースはレジェンド左腕のクレイトン・カーショウとも再契約を結んだ。カーショウはオフに左足親指と左ひざの手術を受けており、故障者リストで開幕を迎えるが、5月下旬頃とみられる復帰後は豪華なローテーションとなる。
カーショウ同様、サイ・ヤング賞3度受賞のベテラン投手マックス・シャーザーはブルージェイズと契約し、ローテーションに加わるが、すでにオープン戦では上々のピッチングを披露している。
同じくサイ・ヤング賞3度受賞のベテラン右腕ジャスティン・バーランダーはアストロズからFAでジャイアンツへ。こちらもローテーションの一角として期待されており、オープン戦でも元気な姿で初登板を飾った。
残留、移籍とさまざまだが、キャンプ地に馴染みの顔が揃い、開幕ムードは日ごとに増している。