エンゼルス・ネトの開幕戦欠場が決定 昨年11月に右肩を手術
2025.2.28 10:32 Friday
ザック・ネト(エンゼルス)は昨年11月に受けた右肩手術から順調に回復しているが、日本時間3月28日に行われるホワイトソックスとの開幕戦には間に合わないようだ。日本時間2月28日、エンゼルスのロン・ワシントン監督はネトが開幕戦を欠場することを明言。「彼が開幕戦に間に合うとは思わない。開幕後まもなく復帰できると思うが、開幕戦には出場できないだろう。着実にプロセスを進めていってもらいたいし、急がせたくないと考えている」と語った。
現在24歳のネトは2022年ドラフト1巡目(全体13位)指名でエンゼルスに入団し、翌2023年4月に早くもメジャーデビュー。メジャー2年目の昨季は155試合に出場し、打率.249、23本塁打、77打点、30盗塁、OPS.761と大きく成長を遂げた。しかし、シーズン終盤に右肩を故障。当初は手術を受けず、リハビリだけで乗り切ろうとしていたが、最終的には手術を受けることを決断した。
ネトは「状態はいい感じだよ。予定よりも早く進んでいるし、できる限り早く復帰できるように全力を尽くすつもりだ」とコメント。「でも、一番大切なのは最大限健康な状態で復帰すること。短期的に考えるのではなく、長期的に考えて、故障が再発しないようにするのが大切だ。最終的にゴーサインを出すのは僕ではなく、トレーニングスタッフになると思うけどね」と復帰を急がず、万全の状態に戻すことを優先する姿勢を示した。
ワシントン監督はネト不在のあいだの代役として、ケビン・ニューマン、スコット・キンガリー、マイナー契約のティム・アンダーソンらの名前を挙げている。ユーティリティ・プレーヤーのルイス・レンヒーフォは遊撃手としては計算されておらず、二塁、三塁、そして外野を守る機会が多くなる見込みだ。ワシントン監督は「(ネトの代役は)まだ決めていない。チーム編成を考えながら、どこかの時点で決断を下すことになる。今のところは全員にチャンスを与えるつもりだよ」と語った。