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故障者続出のメッツが緊急補強 右腕ウレーニャとマイナー契約

2025.2.28 11:11 Friday

 フランキー・モンタス、ショーン・マナイアと先発陣に故障者が続出しているメッツが先発投手のデプス確保に動いた。日本時間2月28日、メッツはレンジャーズからFAとなっていた33歳のベテラン右腕ホセ・ウレーニャとマイナー契約を結ぶことで合意。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が関係者から得た情報によると、ウレーニャがメジャー昇格を果たした場合の年俸は200万ドルになるようだ。

 ウレーニャはマーリンズ時代の2017年に自己最多の14勝を挙げるなど、メジャー10年間で通算44勝を挙げている右腕。2020年までマーリンズでプレーしたあと、タイガース、ブリュワーズ、ロッキーズ、ホワイトソックスと多くのチームを渡り歩いており、昨季はレンジャーズで33試合(うち9先発)に登板して109イニングを投げ、5勝8敗1セーブ、1ホールド、防御率3.80、70奪三振をマークした。

 右わき腹を痛めたマナイアは4月後半、右広背筋を痛めているモンタスは5月下旬まで復帰できない見込みであり、メッツは先発投手の頭数がやや不足気味に。千賀滉大、クレイ・ホームズ、デービッド・ピーターソンの3人は開幕ローテーション入りが当確で、残りの2枠(もしくは3枠)をポール・ブラックバーン、グリフィン・キャニング、タイラー・メギルらが争っている状況だが、ウレーニャもこの争いに加わることになるだろう。

 なお、FA市場には昨季メッツでプレーした左腕ホセ・キンタナも残っているが、メッツ関係者はキンタナとの再契約には否定的。4月後半にマナイアが復帰すれば先発の頭数は揃うため、若手登用の余地を残すためにもベテランを獲得することはしたくないようだ。同様の理由で、ニック・マドリガルが離脱した内野陣についても若手の出場機会確保を優先し、FA市場に残っているホセ・イグレシアスとの再契約は見送る方針を固めている。

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