English Español 韓国語

ヤンキースのルイス・ヒルが右肩に違和感 戦線離脱の可能性

2025.3.1 10:50 Saturday

 日本時間3月1日、昨季のア・リーグ新人王であるルイス・ヒル(ヤンキース)は予定されていたブルペンでの投球練習を早めに切り上げた。アーロン・ブーン監督によると、ヒルは右肩の違和感を訴えており、あすMRI検査を受ける予定だという。「右肩に張りを感じ、それを解消することができなかったようだ」とブーン監督。「この問題を解消するには少し時間がかかるかもしれない」とヒルが長期離脱する可能性があることを示唆した。

 現在26歳のヒルはメジャー3年目の昨季、29試合に先発して15勝7敗、防御率3.50、171奪三振をマークし、ア・リーグ新人王に選ばれた。ヒルは2022年のトミー・ジョン手術を受け、2023年はマイナーで4イニング投げただけ。昨季は自己最多の投球イニングを消化したが、ブーン監督は「過去の右ひじの故障とは関係ないと思う」との見解を示している。

 今季のヤンキースはゲリット・コール、マックス・フリード、カルロス・ロドン、ヒル、クラーク・シュミットの5人で先発ローテーションを形成する見込みで、マーカス・ストローマンが余剰戦力となっていた。今オフ、ヤンキースはストローマン放出を試みたものの、トレード交渉は進展せず、ストローマンはこのままヤンキースの一員として開幕を迎える可能性が高い。ここにきてヒルの故障により、ストローマンが重要な戦力となる可能性が出てきた。

 ストローマンは「ブルペンに回ることは考えていない。200イニングを投げるつもりだ」と強気の発言。「30試合以上の先発をこなしたい」と開幕ローテーション入りに意欲を示している。今季140イニング以上を投げた場合、2026年の年俸1800万ドルが保証される契約となっているストローマン。ヒルの右肩の状態次第ではあるものの、140イニングをクリアできる可能性が出てきた。ストローマン放出を検討していたヤンキースにとっては悩ましい問題となりそうだ。

spotvnow