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コリン・レイが開幕ローテーション入り アサッドは開幕絶望

2025.3.2 12:20 Sunday

 日本時間3月2日、カブスのクレイグ・カウンセル監督は左わき腹を痛めている右腕ハビアー・アサッドが開幕に間に合わない見込みであることを明らかにした。カウンセル監督は「彼には先発として準備する時間を与えたい。数回のブルペンセッションのあと、実戦形式の登板も必要だ。少し時間がかかるだろう」とコメント。これにより、先発6番手扱いで、ロングリリーフを担当するとみられていた右腕コリン・レイの開幕ローテーション入りが確実となった。

 今季のカブスは先発ローテーション5枠のうち、今永昇太、ジャスティン・スティール、ジェイムソン・タイオン、マシュー・ボイドの4人は当確。残り1枠をアサッド、レイ、ベン・ブラウン、ジョーダン・ウィックスらが争い、昨季29試合に先発して防御率3.73をマークしたアサッドが先発5番手の最有力候補と目されていた。しかし、左わき腹痛で調整が遅れており、故障者リストに登録された状態で開幕を迎える可能性が極めて高くなった。

 ブラウンとウィックスはマイナー・オプションを残しているため、アサッドの代わりに開幕ローテーション入りするのはレイが有力。現在34歳のレイは今季からカブスに加入し、再びブリュワーズ時代の恩師であるカウンセル監督のもとでプレーすることに。オープン戦はここまで2試合に先発して防御率1.93をマークしており、「状態は本当にいい」と自身のコンディションにも手応えを感じている。カウンセル監督も「我々は多くの試合に先発してもらうために彼と契約した」と先発で起用するつもりのようだ。

 なお、カブスは右前腕屈筋腱の手術を受けてリハビリ中の正二塁手ニコ・ホーナーが東京シリーズを欠場することも決定している。回復は順調に進んでいるが、無理に復帰を急がせたくないようだ。ホーナーは東京シリーズを欠場するものの、本国開幕には間に合う可能性があるとみられている。東京シリーズでは新加入のユーティリティ・プレーヤーであるビダル・ブルハン、またはジョン・バーティが二塁を守ることになりそうだ。

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