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ロッキーズのリリーフ右腕クリスウェルがトミー・ジョン手術

2025.3.3 11:24 Monday

 日本時間3月3日、ロッキーズは昨季メジャーデビューしたばかりの救援右腕ジェフ・クリスウェルがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。手術はレンジャーズのチームドクターであるキース・マイスター医師によって、日本時間3月15日に行われる予定だという。これにより、クリスウェルは今季を全休することが確定。来季の開幕にも間に合わない可能性がありそうだ。

 現在25歳のクリスウェルは2020年のドラフト2巡目(全体58位)でアスレチックスから指名を受けてプロ入り。2022年12月に右腕チャド・スミスとのトレードでロッキーズに加入した。2023年はマイナーAAA級で29試合(うち26先発)に登板して5勝10敗、防御率7.51、被本塁打32本と散々な出来に終わり、昨季からリリーフに転向。「打高投低」のパシフィックコースト・リーグにおいて、35試合で防御率6.24と打ち込まれたが、奪三振率12.95とハイペースで三振を奪い、8月にメジャーデビューを果たした。

 メジャーの舞台では13試合に登板して1勝0敗、防御率2.75と安定したピッチングを披露。制球面に不安を残すものの、奪三振率12.36と持ち味をしっかり発揮していた。ロッキーズはクローザー経験もあるジャスティン・ローレンスをウエーバー公示するなど、若手投手の起用を推し進めようとしていただけに、チャンスをもらえるはずだったクリスウェルの離脱はチームにとっても本人にとっても痛手となるだろう。

 現在予想されているロッキーズのブルペンの陣容のうち、30歳を超えているのはクローザー候補のタイラー・キンリーと新加入のスコット・アレクサンダーの2人だけ。それ以外はセス・ハルバーセン、ルイス・ペラルタ、ビクター・ボドニック、アンヘル・チビリといった若手投手たちが積極的に起用されていくはずだ。クリスウェルは2026年シーズン途中のメジャー復帰を目指すことになる。

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