名打者プホルス 将来的なメジャーでの監督就任に改めて意欲
2025.3.3 12:56 Monday
通算703本塁打の名打者アルバート・プホルスは今オフ、監督としてドミニカ共和国のウィンター・リーグとカリビアン・シリーズを制した。来年行われるワールド・ベースボール・クラシックでドミニカ共和国代表の監督を務めることも決定したが、メジャーでの監督就任にも強い意欲を示している。日本時間3月3日、インストラクターとしてエンゼルスのキャンプ地に合流したプホルスは「その欲望はずっと持ち続けているよ」と語った。
プホルスは「もし適切な機会が訪れて、私にドアが開かれているのであれば、これまでにも公言してきたように、メジャーで監督を務める機会を得たいと思っている」とコメント。「今年はウィンター・リーグで監督を務めたが、いろんなことを学べたし、必要な経験を得られたと思う。メジャーの監督を務めるための準備は着実に進んでいると思うよ」と改めてメジャーでの監督就任に意欲を示した。
現在45歳のプホルスは通算703本塁打、686二塁打、2218打点という輝かしい実績を残し、2022年シーズン限りで現役引退。現在はエンゼルスとの契約に含まれていた「10年間の個人サービス契約」を遂行しており、今春はブラディミール・ゲレーロやアービン・サンタナとともに、キャンプ地でインストラクターを務めている。キャンプ地には6日間滞在する予定となっており、その間にも将来的な監督就任に向けて、様々なことを学び、吸収するつもりだ。
プホルスは「私は機会さえ訪れれば、いつだって準備はできている。今年でも、来年でも、機会があればね。今はワールド・ベースボール・クラシックのことに集中しているけど、どこからのチームから話があれば、話を聞くつもりだよ」とコメント。経験豊富なエンゼルスのロン・ワシントン監督は「彼は様々なことを学ぼうとする人間だ。それは監督に必要な資質でもある。彼が監督の仕事を得るまで、そんなに時間はかからないんじゃないかな」と近い将来のプホルスの監督就任を予想した。
ワシントン監督は今季が2年契約の2年目。72歳という年齢を考えると、長期政権になることは考えにくく、プホルスが来季からエンゼルスの監督を務めるという展開も有り得るかもしれない。また、カージナルスのオリバー・マーモル監督も現行の契約は2026年シーズンまで。契約満了の時点でプホルスがどのチームにも所属していなければ、監督就任のオファーが届く可能性はありそうだ。ただし、カージナルスにはヤディアー・モリーナという絶対的な監督候補がおり、プホルスが最有力候補とはならないかもしれない。