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ブリュワーズが先発補強 キンタナと1年契約で合意 米報道

2025.3.4 10:29 Tuesday

 日本時間3月4日、米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者はブリュワーズがメッツからFAとなっていた36歳のベテラン左腕ホセ・キンタナと1年契約を結ぶことで合意したことを報じた。契約条件の詳細は不明だが、キンタナは400万~500万ドルを保証され、さらに成績に応じた出来高が設けられる見込みだという。地区2連覇中のブリュワーズだが、先発投手の層は厚いとは言えず、キンタナの加入は先発ローテーションに安定感をもたらすことになりそうだ。

 現在36歳のキンタナはコロンビア出身の左腕。メジャー通算102勝の実績を誇り、メッツでプレーした昨季は31試合に先発して170回1/3を投げ、10勝10敗、防御率3.75、135奪三振をマークした。シーズン終盤には5先発で32イニングを投げてわずか自責点1(防御率0.28)と絶好調の時期もあり、メッツのワイルドカード獲得に大きく貢献。ポストシーズンでも3度の先発登板で防御率3.14と役割を果たした。

 キンタナは今オフ、古巣パイレーツからのオファーを拒否していたことが報じられている。パイレーツは最終的に1年525万ドルでアンドリュー・ヒーニーと契約。キンタナに対してヒーニー以上の条件をオファーしていたようだが、キンタナはパイレーツ移籍を選択しなかった。複数年契約を欲していた可能性もあるが、結局ブリュワーズとの1年契約に落ち着いた。

 ブリュワーズはフレディ・ペラルタ、ネスター・コルテス、アーロン・シバーリ、トバイアス・マイヤーズの4人が先発ローテーション入り当確。ブランドン・ウッドラフの復帰は5月以降になる可能性が高く、若手のDL・ホールやロバート・ガッサーも故障しているため、計算できる先発候補が不足していた。アーロン・アシュビーを開幕ローテーションに入れるという選択肢もあったが、地区3連覇を目指すために、キンタナを獲得することを選んだようだ。

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