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ブレーブスに痛手 正捕手マーフィーが肋骨のひびで戦線離脱

2025.3.4 10:49 Tuesday

 地区王座奪還を目指すブレーブスをアクシデントが襲った。日本時間3月4日、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は正捕手ショーン・マーフィーの左肋骨にひびが入っていることを発表。マーフィーは日本時間3月1日に行われたマーリンズとのオープン戦で死球を受けていた。戦列復帰までには4~6週間を要するとみられており、開幕戦の出場は絶望的。ただし、順調に回復が進めば、シーズン開幕後の早い段階で戻ってくることができそうだ。

 現在30歳のマーフィーはアスレチックス時代の2021年にゴールドグラブ賞を受賞し、ブレーブス移籍後の2023年にはオールスター・ゲーム選出を果たしている好選手。昨季は開幕戦で左わき腹を痛めるなど、故障と不振に悩まされ、72試合で打率.193、10本塁打、25打点、OPS.636と自己最悪の打撃成績に終わった。今季は復調を期すシーズンとなるはずだったが、シーズン開幕前にアクシデントに襲われることになってしまった。

 マーフィーの離脱により、昨年のプレミア12にアメリカ代表として出場した有望株ドレイク・ボールドウィンが開幕から正捕手に抜擢される可能性が出てきた。現在23歳のボールドウィンは昨季マイナーAA級とAAA級で合計124試合に出場し、打率.276、16本塁打、88打点、OPS.793を記録。選球眼も良く、攻撃型の捕手として期待されている。オープン戦の出来次第では、開幕からスタメンマスクを被る可能性もあるだろう。

 ボールドウィンがメジャーでプレーする水準に達していないと判断された場合、控え捕手のチャドウィック・トロンプ、マイナー契約のサンディ・レオンとカート・カサリなどを併用して、マーフィー復帰までの期間を乗り切ることになると思われる。2番手捕手としてチームを支えてきたトラビス・ダーノーを放出し、今季はマーフィーに正捕手としてフル稼働することが期待されていただけに、マーフィーの離脱はブレーブスにとって小さくない痛手となりそうだ。

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