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ムスタカスが現役引退 現地5月31日に引退セレモニー開催へ

2025.3.4 12:16 Tuesday

 日本時間3月4日、メジャー通算215本塁打を放ったマイク・ムスタカスが現役引退を表明した。ロイヤルズは2023年のロレンゾ・ケインと同様に、ムスタカスと1日契約を結び、引退セレモニーを開催することを発表。ムスタカスの引退セレモニーは現地時間5月31日(日本時間6月1日)に行われる予定だ。オールスター・ゲームに3度選出され、2015年にはロイヤルズのワールドシリーズ制覇に貢献したスラッガーがロイヤルズの一員としてキャリアを終えることになる。

 現在36歳のムスタカスは2007年ドラフト1巡目(全体2位)指名でロイヤルズに入団。強打の三塁手として期待され、メジャー2年目の2012年に20本塁打を放つと、2015年には打率.284、22本塁打、82打点、OPS.817をマークし、オールスター・ゲーム初選出を果たしただけでなく、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

 2017年には自己最多の38本塁打を放ち、自身2度目のオールスター・ゲーム選出。2018年途中にブリュワーズへ移籍し、翌2019年には35本塁打、87打点の活躍で自身3度目のオールスター・ゲームに選ばれた。しかし、レッズと大型契約を結んだ2020年以降は成績が悪化。ロッキーズとエンゼルスでプレーした2023年を最後に、メジャーの舞台から姿を消していた。

「ムース」の愛称で親しまれたムスタカスは、5月末に本拠地カウフマン・スタジアムで開催される引退セレモニーについて「泣きすぎないようにしたいね」とコメント。「常にロイヤルズの選手としてキャリアを終えたいと思っていた。ロイヤルズこそが、僕が居たい場所なんだ。この街、そしてこの球団は、僕と家族にとって、本当に大きな意味を持つ」とロイヤルズの一員としてキャリアを終えられることを喜んだ。

 メジャー13年間で通算1427試合に出場し、1252安打、打率.247、215本塁打、683打点、OPS.739を記録。2015年のワールドシリーズ優勝メンバーの一員として、これからもロイヤルズファンの記憶に残り続けるはずだ。

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