パドレスがホセ・イグレシアスとマイナー契約へ 起用法は?
2025.3.6 10:26 Thursday
日本時間3月6日、パドレスがメッツからFAとなっていたホセ・イグレシアスとマイナー契約で合意したことが明らかになった。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者などが伝えている。昨季メッツの躍進に貢献したイグレシアスだが、今オフはなかなか移籍先が決まらず、最終的にはマイナー契約に。メジャー昇格の場合、年俸は300万ドルとなり、さらに成績に応じて100万ドルの出来高が設けられているようだ。
現在35歳のイグレシアスはマイナー契約でメッツに加入した昨季、5月末にメジャー昇格を果たし、85試合に出場して打率.337、4本塁打、26打点、6盗塁、OPS.829の好成績をマーク。試合での活躍はもちろん、ムードメーカーとしてチームを大いに盛り上げ、メッツの快進撃の立役者となった。しかし、メッツはロースターの柔軟性を確保し、若手にチャンスを与えるためにイグレシアスとの再契約を見送り。スプリング・トレーニングが始まっても契約が決まらない状況が続いていた。
昨季の活躍が示すように、イグレシアスが貴重な戦力となることは間違いない。気になるのは、パドレスがどのようにイグレシアスを起用するのかということだ。パドレスの内野陣は、一塁ルイス・アライズ、二塁ジェイク・クロネンワース、三塁マニー・マチャド、遊撃ザンダー・ボガーツとポジションが埋まっており、イグレシアスが入る余地はないように見える。マイク・シルト監督は「彼は実績のある選手だ。二塁、三塁、遊撃をとても上手に守れる」と語っており、内野のユーティリティとしての起用を考えているようだ。
パドレスは確固たるDHが不在のため、イグレシアスを二塁に置き、クロネンワースを二塁から一塁、アライズを一塁からDHにスライドさせる布陣も考えられる。いずれにせよ、イグレシアスの加入がパドレスの選手層に厚みをもたらし、選手起用の幅が広がることだけは間違いないだろう。