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オリオールズ・ヘンダーソンが右肋間筋を痛める 開幕に暗雲

2025.3.6 10:44 Thursday

 ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)の開幕戦出場が微妙な状況になってきた。ヘンダーソンは日本時間2月28日のブルージェイズとのオープン戦に出場し、ジャンピングキャッチした際に右肋間筋を負傷。軽度の痛みがあり、ブランドン・ハイド監督は復帰を急がせない方針を示している。指揮官は「彼が開幕戦に出られることを強く願っているけれど、無理はさせたくない。再発しやすい部位でもあるので、慎重に進めていきたい」と語った。

 現在23歳のヘンダーソンは2023年にア・リーグ新人王を受賞。メジャー3年目の昨季は159試合に出場して打率.281、37本塁打、92打点、21盗塁、OPS.893の好成績を残し、走攻守での高い貢献度が評価されてMVP投票では4位にランクインした。遊撃手によるシーズン37本塁打は、カル・リプケンJr.とミゲル・テハダの34本を上回り、球団新記録となった。

 メジャー昇格後、まだ1度も故障者リスト入りの経験がないヘンダーソンだが、オープン戦に復帰する見込みは今のところ立っていない。ハイド監督は「毎日、状態を確認していくような感じになると思う。この問題が解決されるまでは、無理をさせないつもりだ」とコメント。オリオールズは日本時間3月24日にオープン戦を終え、同28日にトロントでシーズン開幕を迎えるが、ヘンダーソンがなんとか開幕に間に合った場合、「ぶっつけ本番」となる可能性もあるだろう。

 もしヘンダーソンが故障者リスト入りする場合は、強打の有望株コビー・メヨのほか、マイナー契約のエマニュエル・リベラやリバン・ソトらに開幕ロースター入りのチャンスが生まれる。その場合、ジャクソン・ホリデイを二塁から遊撃、ジョーダン・ウエストバーグを三塁から二塁にスライドさせ、空いた三塁にルイス・ウリアスやマヨを入れて、ヘンダーソン不在の穴をカバーすることになりそうだ。開幕まであと3週間ほど。ヘンダーソンの回復は間に合うだろうか。

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