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大谷の投手調整がスローダウン 来日前の打者対戦はない予定

2025.3.7 10:36 Friday

 日本時間3月7日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は大谷翔平が打者としてレギュラーシーズン開幕に向けた調整を加速させていくなかで、投手としての調整・リハビリをスローダウンさせる方針であることを明かした。大谷は日本時間2月26日以降、ブルペンでの投球練習を行っていない。キャッチボールは継続しているが、打者と対戦するのは東京シリーズ以降になる見込みだ。これが投手・大谷の戦列復帰時期にどう影響するかは現時点では不透明である。

 ロバーツ監督は「(開幕が近づくなかで)試合が激しさを増し、彼のプレー機会も増えていく。だから、少しのあいだ彼をリハビリから解放し、(投手としての調整の)ペースを落とさせようと思っている」とコメント。「我々はどんなことについても具体的な時間軸を決めたことはない。試合の強度が増していくなかで、ブルペンでの投球練習の強度も増していくのは賢明ではないと感じていたので、少しペースを落とさせようと思っているんだ」と今後の具体的なスケジュールには言及しなかった。

 大谷は日本時間3月1日にオープン戦初出場。東京シリーズのために来日する前の最後の2試合には連続出場する予定となっている(日本時間3月11日のダイヤモンドバックス戦と同12日のガーディアンズ戦)。開幕に向けた調整が進むなかで、投手としての調整・リハビリの時間を確保するのが難しくなってきているのは事実であり、投手・大谷が実戦形式で打者と対戦するのは東京シリーズを終えて、アメリカに戻ってからということになりそうだ。

 ロバーツ監督は「(投手としての)復帰時期に関しては、幅を持たせたいと考えている。我々にもわからないんだ」と具体的な復帰目標時期についての言及を避けた。当初は5月頃の復帰が見込まれていたが、それも白紙撤回となる可能性がある。「彼の準備ができたとき、プロセスや進捗を見ながら、我々も具体的なことを把握できるだろう。でも、私は翔平にどんな期待も押し付けたくないんだ」と復帰を急がせない方針を改めて口にした。

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