ドジャース・ロバーツ監督が契約延長に前進 史上最高年俸か
2025.3.7 10:57 Friday
ドジャースとデーブ・ロバーツ監督は契約延長に向けた交渉を行っているが、契約延長の合意に向けて順調に前進しているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、両者の交渉が順調に進んでいることをリポート。東京シリーズの準備のために日本に向けて出発するまでに契約延長が成立する見込みであることを報じた。シャーマン記者によると、ロバーツ監督はメジャーリーグの監督として史上最高の年俸を得る可能性が高いという。
2023年シーズン終了後、ブリュワーズとの契約が満了したクレイグ・カウンセル監督はカブスと5年4000万ドルの大型契約を締結。カウンセル監督の年俸800万ドルが現時点での最高額であると言われている。ロバーツ監督が新たに得る契約の年数は不明だが、少なくとも1年あたりの金額でカウンセル監督を上回るのは確実とみられる。年俸1000万ドルの監督が誕生する可能性もありそうだ。
ロバーツ監督は2月上旬の段階で、ドジャースとの契約延長交渉が始まっていることを明かしていた。ドジャースの監督を続けることを希望し、契約延長が無事に成立することを願う一方で「自分の価値を感じられるような契約にしたい」とプライドをのぞかせていたが、監督史上最高年俸を得ることが決まれば、ロバーツ監督の「価値」の証明にもなるはずだ。
2015年オフにドジャースの監督に就任し、昨季まで9年連続でポストシーズン進出。106勝を挙げながらもジャイアンツに地区優勝を奪われた2021年を除き、8度の地区優勝を成し遂げており、うち4度はリーグ優勝。さらに、そのうち2度はワールドシリーズ制覇を成し遂げた(2020年と2024年)。今季が就任10年目で、これは現役の監督ではレイズのケビン・キャッシュ監督(11年目)に次ぐ長期政権。今のところ、人心掌握に長けたロバーツ監督をドジャースが手放す理由はなく、1週間以内に契約延長の成立が発表されることになりそうだ。