アスレチックスがバトラーと7年6550万ドルで契約延長合意
2025.3.7 14:14 Friday
今オフ、球団史上最高額となる3年6700万ドルで先発右腕ルイス・セベリーノを獲得し、主砲ブレント・ルーカーと5年6000万ドルで契約を延長したアスレチックスだが、ここにきて新たにもう1件、大型契約がまとまった。日本時間3月7日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、アスレチックスは24歳の若手外野手ローレンス・バトラーと7年6550万ドルでの契約延長に合意。昨季後半戦にブレイクした新鋭を長期契約でチームに引き留めることになった。
現在24歳のバトラーはメジャー2年目の昨季、1試合3本塁打を2度マークするなど、125試合に出場して打率.262、22本塁打、57打点、18盗塁、OPS.807を記録。7月中旬以降は1番に定着し、後半戦は打率.300、13本塁打、32打点、12盗塁、OPS.898の好成績を残した。フル出場すれば「30-30」の達成も期待できる好選手だ。
バトラーはサービスタイムが1年を超えたところであり、FAになるのは最短でも2029年シーズン終了後。よって、今回の7年契約はFAまでの5年間とFA後の2年間をカバーする。また、2032年シーズンの球団オプションも付属しており、バトラーは最大で今後8年間、アスレチックス打線のリードオフマンを務めることになる。
今季から3年間は暫定的にサクラメントを本拠地とし、2028年シーズンからラスベガスに移転する予定のアスレチックス。今オフのルーカーとバトラーとの契約延長は、サクラメントで過ごす3年間、そしてラスベガスに移転してからも「ルーカーとバトラーをチームの核として戦う」という意思表示と言えるだろう。
今季の新人王候補であるジェイコブ・ウィルソン、今年1月にマイナー契約を結んだ森井翔太郎など、まだまだ有望な選手が控えているアスレチックス。今季すぐに上位進出を遂げるのは難しいかもしれないが、今後数年が非常に楽しみなチームになってきた。