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ファーム組織ランキング 1位タイガース、ドジャースは4位

2025.3.8 10:01 Saturday

 日本時間3月8日、米公式サイト「MLB.com」でプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、最新版のファーム組織ランキングを発表した。これはプロスペクトの充実度を総合的に評価するものであり、全体トップ100に選ばれるような超有望株の人数だけでなく、それ以降に控える選手たちの層の厚さ、選手育成の実績なども評価対象となっている。昨季途中のランキングではレイズが1位だったが、今回はタイガースが1位に選ばれた。

 レイズがタイガースに抜かれて1位から2位に転落したのは、強打のジュニア・カミネロがプロスペクトのステータスを卒業したことが最大の理由。カーソン・ウィリアムスを筆頭に、依然として充実したファーム組織を誇っている。

 タイガースは全体トップ100に6人を送り込んでおり、ジャクソン・ジョーブは全体5位、マックス・クラークは全体6位のトップ・プロスペクト。ほかにもケビン・マゴニグル、ブライス・レイナーなど楽しみな逸材が揃う。

 3位にはレッドソックスがランクイン。ギャレット・クローシェを獲得するトレードで複数の有望株を手放したが、ロマン・アンソニー、クリスチャン・キャンベル、マルセロ・メイヤーの「ビッグ3」は健在だ。

 球界ナンバーワン有望株の佐々木朗希を擁するドジャースは4位。勝利と育成を両立している球団の代表格であり、佐々木以外にもドルトン・ラッシング、ホスエ・デポーラ、ジャクソン・フェリス、アレックス・フリーランド、ザイアー・ホープといった期待の有望株がいる。

 一方、ランキングの下位に目を向けると、28位はジャイアンツ、29位はアストロズ、30位はエンゼルスとなっている。ジャイアンツはブライス・エルドリッジ、アストロズはキャム・スミスしか全体トップ100の有望株がおらず、エンゼルスは全体トップ100に2人(クリスチャン・ムーアとケイデン・デイナ)を送り込んでいるものの、全体的な層の薄さが課題だ。

 今回「MLBパイプライン」が発表したファーム組織ランキングは以下の通り(カッコ内は昨季途中のランキング更新時の順位を表す)。

1位 タイガース(6)
2位 レイズ(1)
3位 レッドソックス(7)
4位 ドジャース(5)
5位 マリナーズ(9)
6位 ホワイトソックス(11)
7位 ブリュワーズ(17)
8位 カブス(8)
9位 ガーディアンズ(4)
10位 ツインズ(2)

11位 レッズ(14)
12位 メッツ(13)
13位 ナショナルズ(10)
14位 パイレーツ(20)
15位 オリオールズ(3)
16位 マーリンズ(15)
17位 フィリーズ(16)
18位 ロッキーズ(12)
19位 レンジャーズ(26)
20位 カージナルス(19)

21位 アスレチックス(22)
22位 ダイヤモンドバックス(21)
23位 ロイヤルズ(25)
24位 ヤンキース(18)
25位 パドレス(28)
26位 ブレーブス(27)
27位 ブルージェイズ(24)
28位 ジャイアンツ(23)
29位 アストロズ(30)
30位 エンゼルス(29)

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