アダム・ジョーンズら3人がオリオールズの球団殿堂入り決定
2025.3.8 10:31 Saturday
オリオールズは日本時間3月7日に2025年度の球団殿堂入りメンバーを発表。元外野手のジョー・オースラック、長年ブロードキャスターとして活躍したトム・デービスとともに、日本球界でもプレーしたアダム・ジョーンズが選出された。ジョーンズは2023年9月にオリオールズと1日契約を結び、オリオールズの選手として現役引退。今年1月にはマイク・エライアスGM付の特別アドバイザーとしてオリオールズに復帰することが発表されていた。
現在39歳のジョーンズは球団殿堂入りが決まったことについて「本当に光栄だし、本当に素晴らしいことだ」とコメント。「オリオールズのような素晴らしい組織で球団殿堂入りを果たすことができたのはめちゃくちゃ嬉しい」と率直な感想を語った。
ジョーンズは14年間のメジャー生活のうち11年間をオリオールズで過ごした。1781安打は球団4位、263本塁打は同5位、866打点は同5位、875得点は同5位、305二塁打は同7位、1613試合出場は同8位の記録であり、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞4度の実績を誇る。また、5度以上オールスター・ゲームに選出された球団史上6人のうちの1人であり、ほかの5人(ブルックス・ロビンソン、エディ・マレー、ジム・パーマー、マイク・ムシーナ、カル・リプケンJr.)はいずれもアメリカ野球殿堂入りを果たしている。
ジョーンズは2008年にトレードでマリナーズからオリオールズに加入。オリオールズは当時のエース左腕エリック・ベダードを放出し、ジョーンズを含む若手5選手を獲得した。「オリオールズはチャンスをくれたんだ。僕をトレードで獲得してくれた」とジョーンズ。「トレードの2日後、当時の監督が『これはキミが守るべき仕事だ』と言って正中堅手のポジションをくれた。それから10年以上、僕はセンターを守り続けた。本当にありがたいことだったし、そのチャンスを生かすことができた」と自身のキャリアを振り返った。
オリオールズの球団殿堂は1977年に創設。ブルックス・ロビンソンとフランク・ロビンソンが第1期生となった。なお、今年のセレモニーは日本時間8月10日、アスレチックス戦の試合開始前に行われる予定となっている。