マリナーズに痛手 右腕カービーが右肩の炎症で開幕ＩＬ入り
2025.3.8 11:53 Saturday
日本時間３月８日、マリナーズのジャスティン・ホランダーＧＭは右腕ジョージ・カービーが右肩の炎症に悩まされており、しばらくのあいだノースロー調整となることを明らかにした。MRI検査の結果、構造的なダメージはなかったものの、故障者リスト入りする可能性が極めて高いとみられる。ホランダーＧＭは「構造的な問題がなかったのは良かったが、炎症が収まるのを待たないといけない。１日ごとに様子を見るというより、１週間ごとに様子を見ていく感じになるだろう」と話している。
カービーの具体的な復帰予定時期は示されていないが、ホランダーＧＭはカービーがレギュラーシーズンの最初の２週間を欠場する可能性が高いことを示唆した。「シーズンの最初の10日間や２週間に間に合うとは思っていない。だから、故障者リストに登録することになるだろう。復帰後、シーズンを通して問題が発生しないように、大事を取って進めていきたい」とホランダーＧＭ。早期復帰を目指すのではなく、復帰後のシーズンを完走できることを優先する方針だ。
ホランダーＧＭによると、カービー自身は「ノースロー調整」という球団の決定に必ずしも同意しておらず、ピッチングを続けたがっているという。しかし、何度も話し合いを重ねた結果、カービー自身も球団の決定を受け入れたようだ。ダン・ウィルソン監督は「彼の長所は闘争心だ。常にマウンドに立ちたがっているし、ボールを持ち続けていたいと思っている。だから、難しい話し合いになることもあるけれど、彼に休息を与えるのは正しい判断だ」と語った。
ローガン・ギルバート、カービー、ルイス・カスティーヨ、ブライス・ミラー、ブライアン・ウーという球界有数の強力ローテーションを誇るマリナーズだが、開幕からその一角を欠くことに。カービーの代役には昨季12試合に先発した若手のエマーソン・ハンコックが起用される見込みであり、ハンコックにとっては首脳陣にアピールするための絶好のチャンスとなるだろう。
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