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ホワイトソックスの2投手がトミー・ジョン手術で今季絶望に

2025.3.8 12:36 Saturday

 日本時間3月8日、ホワイトソックスはプレランダー・ベローアとフアン・カレラの両若手右腕がトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。手術はキース・マイスター医師によって行われ、両投手とも今季を全休することになる。ウィル・ベナブル監督は「彼らはキャンプをいい状態で迎えるために、オフシーズンを頑張ってきたんだ。そういう努力をした選手たちが離脱するのは、見ていて辛いね」と無念の離脱となった両投手の心境を思いやった。

 現在24歳のベローアはドミニカ共和国出身の右腕。昨年2月にグレゴリー・サントスとのトレードでマリナーズから加入し、昨季は17試合に登板して1勝0敗3ホールド、防御率3.32、奪三振率12.32をマークした。制球面に課題を抱えるものの、将来のクローザー候補として期待される選手だ。しかし、今年のオープン戦初登板で負傷。当初は手術を受けずに治療する方針だったが、最終的には手術を受けたほうがいいとの判断になった。

 現在23歳のカレラは同じくドミニカ共和国出身の右腕。まだメジャーデビューしておらず、昨季はマイナーA+級とAA級で合計23試合に先発し、7勝7敗、防御率3.71を記録した。ルール5ドラフトからのプロテクトのために、昨年11月にロースター40人枠に登録。ベローアと同様に、今年のオープン戦は1試合に登板しただけで離脱することになった。

 なお、ホワイトソックスはマイナー契約で再契約を結んだマイク・クレビンジャーをクローザーとして起用するプランが浮上している。ブルペンには十分な実績を持った投手がおらず、経験豊富なクレビンジャーに9回を任せることが検討されているようだ。ベナブル監督は「チーム編成次第になると思う。最高のリリーフ投手を(9回ではなく)7回や8回に投げさせる可能性もある。クローザーを指名して、誰か1人に9回を任せるような形になる可能性は低いと思っている」と語った。

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