ダルビッシュが実戦デビュー 3奪三振をマーク 松井も無失点投球
2025.3.9 11:32 Sunday
オープン戦【ガーディアンズ2-7パドレス】@ピオリア・スタジアム
日本時間3月9日、パドレスのダルビッシュ有と松井裕樹がオープン戦に登場した。先発のダルビッシュは3回途中2失点3奪三振、6番手として登場した松井は1回無失点2奪三振という内容だった。試合は、初回6得点の猛攻でパドレスが逃げ切り、7対2で勝利を収めた。
ダルビッシュは初回、二死走者なしから二塁打と四球を与えるも後続を抑え、無失点の立ち上がり。続く2回はカーブとスライダーで2三振を奪い、三者凡退に抑えた。ただ、3回は連打と死球で無死満塁のピンチを招き、3番カイル・マンザードにタイムリー、続く打者にも犠牲フライを許し、2点を失った。
無失点投球とはならなかったが、ダルビッシュは今春初登板を上々の内容で終えた。4シームの平均球速は94.3マイル(約151.7キロ)と、昨季を超える水準をマーク。4シームに次ぐ割合で使用したカーブも3つの空振りを誘うなど、キレ味は相変わらずだった。
2023年シーズンはWBC、昨季は韓国での開幕戦が開催され、ダルビッシュは2シーズン連続で早めの調整を余儀なくされた。しかし、今季は通常通りのスケジュールで開幕を迎えることができる。さらにパドレスも先発投手陣に実戦まで長い調整期間を与えた。ダルビッシュは今春の調整について「春のあいだ、ずっとアリゾナで落ち着いてシーズンに向けて準備できたのは、私にとってとても良いことだと思う」と、米公式サイト「MLB.com」に語っている。
また、松井は6番手として7回に登場。今春5登板目となった今日は、二塁打を許したものの、4シームで2つの三振を奪い、無失点だった。これで今季のスプリング・トレーニングは5登板で防御率3.60となっている。