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ドジャース・大谷は今春初の無安打 Wソックスの新人に2三振

2025.3.9 14:45 Sunday

オープン戦【ドジャース2-5ホワイトソックス】@キャメルバック・ランチ

 日本時間3月9日、ドジャースの大谷翔平がオープン戦に打者として5試合目に出場。ここまで出場した4戦全てで安打を放ってきた大谷は、今日は今春初めて無安打に終わった。試合も、大谷から2三振を奪った新人右腕シェーン・スミスの好投もあり、ホワイトソックスがドジャースを5対2で下している。なお、ドジャースの山本由伸と佐々木朗希の出場はなかった。

「1番・DH」でスタメン出場した大谷は初回の第1打席、98.4マイル(約158キロ)の高目のボール球を振らされ、空振り三振。続く3回の第2打席も97.6マイル(約157キロ)のインコースの4シームに手が出ず、ホワイトソックス先発のスミスの前に2打席連続となる見逃し三振に倒れた。続く5回の第3打席では、2番手のニック・ナストリーニから四球を選んでいる。

 大谷は2打数無安打1四球という成績だった。これまで出場した4試合では打率.417をマークしていた大谷だが、今日は今年のオープン戦で初の無安打に終わった。

 大谷から2三振を奪ったのは、24歳の右腕スミス。スミスはこれまでブリュワーズ傘下でプレーし、MLB経験がないどころか、マイナーAAA級での登板も通算5登板に過ぎない。しかし、昨年12月のルール5ドラフトでホワイトソックスに指名され、今春は開幕ロースターの椅子を賭けてアピールを目指している。オープン戦では初登板で2回途中4失点と乱調だったが、2日のマリナーズ戦では2回無失点3奪三振、きょうのドジャース戦でも3回無失点5奪三振の好投を見せた。

 スミスにとってはルール5ドラフトでホワイトソックスに加入した今季は、メジャー定着の絶好の機会となる。ルール5ドラフトで指名された選手は、マイナー降格する際は、基本的にルール5ドラフトで指名される前の所属球団に返却されなければならない。ただ、スミスは「特に投球する日は、できるだけ考えないようにしています。こうした登板が何を意味するか、ここにいることが何を意味するかはわかっている」と、目の前の試合に没入できているようだ。低迷にあえぐホワイトソックスに思わぬ救世主が現れたかもしれない。


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