メッツに痛手 正捕手アルバレスが左手骨折で6~8週間離脱
2025.3.10 10:52 Monday
メッツの正捕手フランシスコ・アルバレスが左手の有鉤骨を骨折し、手術が必要であることが判明した。復帰するまでには6~8週間を要する見込みだが、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は「捕手がボールを受けるほうの手であるため、予想される期間の長いほう(=8週間)が必要だろう」との見解を示している。アルバレスは昨季も左手親指の靭帯を痛めて離脱。このときは8週間近くを欠場することになった。
現在23歳のアルバレスはベネズエラ出身の捕手。メジャー2年目の2023年にレギュラー定着を果たし、123試合で25本塁打を放ったが、昨季は100試合の出場にとどまり、打率.237、11本塁打、47打点、OPS.710と成績を落とした。二塁送球のポップタイムは平均を大きく上回り、フレーミング指標もトップクラス。アルバレスの離脱はメッツにとって攻守両面で痛手となる。
アルバレスは日本時間3月9日にキャンプ地で打撃練習を行っていた際、スイングしたあとに左手の違和感を覚え、ただちに練習を取りやめ。レントゲン検査の結果、骨折が判明した。手術は日本時間3月11日に行われる予定となっている。カルロス・メンドーサ監督は「彼が離脱するのは初めてではない。もちろんチームにとって痛手だが、彼がポジティブな気持ちでいられるように我々は全力を尽くすし、彼もできるだけ早くフィールドに戻ってきてほしい」と語った。
投手陣との関係構築などに要する時間を考えると、ここから新たな正捕手候補を緊急補強するのは現実的ではなく、アルバレス不在のあいだは控え捕手のルイス・トーレンズがレギュラーとして起用される見込み。ロースターの40人枠にはアルバレスとトーレンズしか捕手がいないため、控え捕手はマイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加しているジャクソン・リーツ、ヘイデン・センガー、クリス・ウィリアムスのなかから選ばれることになりそうだ。