ドジャースの右腕グローブ 右肩関節唇修復手術で今季絶望に
2025.3.10 11:11 Monday
日本時間3月10日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は右腕マイケル・グローブが右肩関節唇の修復手術を受け、今季を全休する見込みであることを明かした。キャンプの早い段階で開幕に間に合わない見込みであることは発表されていたが、2月下旬には投球練習を取りやめ。最終的には手術が必要との判断に至ったようだ。ロバーツ監督は「彼は右肩の状態が思わしくないなかでも投げたがっていたから、手術には落胆していた。本来の投球を取り戻すためには仕方ないことだ」と語った。
現在28歳のグローブは2018年ドラフト2巡目指名でドジャースに入団。マイナーでは先発投手として育成され、2022年にメジャーデビューを果たしたが、先発では思うような結果を残せず、徐々にロングリリーフ要員としての起用が増えていった。メジャー3年目の昨季は39試合(うち2先発)に登板して51イニングを投げ、4勝4敗、7ホールド、防御率5.12、54奪三振を記録。右肩の不調で地区シリーズのロースターから外され、シーズン終了となった。
グローブはドジャースのチーム内において、決して必要不可欠の重要な戦力ではなかったが、エバン・フィリップス、マイケル・コペック、エドガルド・ヘンリケス、ブルスダー・グラテロルとブルペンに故障者が増えているなかで、ロングリリーフもこなせるグローブが今季絶望となり、ブルペンの層はさらに薄くなった。タナー・スコット、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダと主に勝ち試合の継投を担う投手の顔ぶれは充実しているが、それ以外のメンバーにはやや不安を残す。
開幕時点のブルペンにはトニー・ゴンソリンとダスティン・メイの先発5番手争いに敗れたほうがロングリリーフ要員として名を連ねるほか、ベン・カスパリアス、ジャスティン・ロブレスキーといった若手の抜擢も予想されている。故障しているリリーバーが戻ってくるまでのあいだは、彼らの頑張りで戦力ダウンをカバーしていく必要がありそうだ。