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ブレーブスに朗報 左手首負傷のプロファーは軽傷で開幕OK

2025.3.10 11:29 Monday

 ブレーブスに朗報だ。日本時間3月9日に行われたパイレーツとのオープン戦でスライディングキャッチを試みた際、左手首を痛めていたジュリクソン・プロファーだが、レントゲン検査では異常が見つからず、CTスキャンでも打撲が判明したのみだった。患部の回復を待つために、今後1週間前後は休養が必要であるとみられるが、日本時間3月28日に行われるパドレスとのレギュラーシーズン開幕戦には問題なく出場できる見込み。期待の新戦力の長期離脱は回避できそうだ。

 現在32歳のプロファーはかつて球界ナンバーワン有望株として大きな期待を背負った選手。メジャー昇格当初は故障が多く、なかなかポテンシャルを開花させることができなかったが、2018年から2年連続20本塁打を放つなど、徐々に頭角を現した。メジャー11年目の昨季はパドレスで158試合に出場し、打率.280、24本塁打、85打点、10盗塁、出塁率.380、OPS.839というキャリアハイの成績をマーク。自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、シルバースラッガー賞も初受賞した。

 昨季の活躍が認められ、今オフは3年4200万ドルの契約でブレーブスに加入。左ひざの故障で離脱しているロナルド・アクーニャJr.は5月に復帰予定のため、それまではプロファーがリードオフマンに起用される見込みとなっている。アレックス・アンソポロス編成本部長は「フアン・ソトに次いで、今オフのFA市場で2番目にいい打者」とプロファーのことを高く評価しており、上位打線のキーマンとして期待は大きい。

 ブレーブスはアクーニャJr.のほか、右ひじ手術からのリハビリ中のスペンサー・ストライダーも開幕に間に合わない。また、正捕手ショーン・マーフィーはオープン戦で死球を受け、左肋骨にヒビが入って出遅れが確定した。昨季は故障者続出に悩まされ、地区7連覇を逃したブレーブス。プロファーまで離脱することになれば、特に外野陣は大幅な戦力ダウンが確実だったため、軽傷で済んだのは不幸中の幸いと言えそうだ。

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