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カブスの有望株マット・ショウが東京シリーズのメンバー入り

2025.3.12 10:01 Wednesday

 カブスの球団ナンバーワン有望株であるマット・ショウが東京シリーズのメンバー入りを果たすことが決まった。日本時間3月12日にクレイグ・カウンセル監督が発表した。カウンセル監督は「彼には非常に優れた選手、大きな影響力を持つ選手になる可能性がある。(東京シリーズのメンバー入りは)それの始まりだ」とコメント。カブスはアクティブ・ロースター26人と予備メンバー5人の振り分けをまだ決めていないが、ショウはアクティブ・ロースターに登録され、開幕スタメンに抜擢される可能性もあるとみられる。

 ショウが東京シリーズのメンバー入りを果たしたのは、正二塁手ニコ・ホーナーが右屈筋腱手術のリハビリを続けており、東京シリーズを欠場することが大きく影響している。ホーナーは日本時間3月28日の本土開幕には間に合う見込みだが、カブスは無理に復帰を急がせて、東京シリーズでプレーさせることを回避。このため、三塁で起用される可能性があったユーティリティ・プレーヤーのジョン・バーティが二塁を守ることになり、三塁が空席となってショウにチャンスが生まれたというわけだ。

 ショウのほかには、新加入のユーティリティ・プレーヤーであるビダル・ブルハン、ルール5ドラフトで加入したゲージ・ワークマンにも東京シリーズのメンバー入りの可能性があり、この両選手も三塁を守ることができる。そのため、カブスはショウのメジャーデビューを急ぐ必要はなく、東京シリーズの予備メンバーとしてプレーさせたあと、しばらくのあいだはマイナーに置いておくことも可能。ショウが開幕戦からメジャーでプレーするかどうかは球団の判断次第ということになる。

 現在23歳のショウは2023年ドラフト1巡目(全体13位)指名でカブスに入団。プロ2年目の昨季はマイナー2階級で合計121試合に出場し、打率.284、21本塁打、71打点、31盗塁、OPS.867の好成績を残した。昨秋のプレミア12ではアメリカ代表の一員として活躍し、打点王&ベストナインを獲得。トップ・プロスペクトとして期待され、今季の新人王候補の1人としても注目されている。

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