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今年のトレード期限は現地7月31日 当日の開催は3試合のみ

2025.3.12 11:45 Wednesday

 2025年シーズンのトレード・デッドラインは米東部時間7月31日午後6時(=日本時間8月1日午前7時)に決定した。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者など、複数の記者がこの決定を報じている。当日に予定されている試合はわずか3試合だけ。試合の行方よりもトレード市場の動きに注目が集まる1日となりそうだ。

 MLBのトレード・デッドラインは伝統的に米東部時間7月31日だった。しかし、現行の労使協定ではコミッショナー事務局が7月28日から8月3日のあいだのどこか1日を選べることになっている。これは試合中にトレードが多発するのを避ける狙いがある。よって、全30球団の試合が組まれていることが多い週末がトレード・デッドラインと重なるのは避けられる傾向があり、今年も開催予定の試合が少ない日がトレード・デッドラインとして選ばれた。

 2023年は米東部時間8月1日、昨年は同7月30日がトレード・デッドラインに定められ、どちらも火曜日だった。今年のトレード・デッドラインは木曜日で、レイズ対ヤンキースのデーゲーム1試合、ブレーブス対レッズ、レンジャーズ対マリナーズのナイトゲーム2試合しか組まれていない。レイズとヤンキースの選手が試合中にトレードされる可能性は残っているが、ナイトゲーム2試合はトレード・デッドラインを過ぎたあとの開始となる。

 トレード・デッドラインではシーズン終了後にFAとなる選手が移籍するケースが多い。各球団の前半戦の戦いぶり次第ではあるものの、今年のトレード・デッドラインではブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ルイス・アライズ(パドレス)、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)、ディラン・シース(パドレス)、フランバー・バルデス(アストロズ)、ライアン・ヘルズリー(カージナルス)といった大物が動く可能性もありそうだ。

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