ロイヤルズ逆転勝利 ウィットJr.は死球を受けるも骨折回避
2025.3.13 09:51 Thursday
オープン戦【ロイヤルズ7-6マリナーズ】@ピオリア・スタジアム
日本時間3月13日、ロイヤルズはマリナーズとのオープン戦に7対6で逆転勝利。2回までに5点を先行されたが、3対6で迎えた9回表に一挙4点を奪い、一気に試合をひっくり返した。ロイヤルズのスター遊撃手ボビー・ウィットJr.は5回表の第3打席でマリナーズの剛腕アンドレス・ムニョスから左前腕に死球を受けたが、レントゲン検査の結果、骨折はしていないことが判明。最悪の事態は回避できたようだ。
フリオ・ロドリゲスの満塁弾などで2回までに5点のビハインドを背負ったロイヤルズだったが、3回表、5回表、6回表に1点ずつを返して2点差に。6回裏にビクター・ロブレスのソロ本塁打でリードを広げられたものの、9回表にタイラー・トルバートの2ラン本塁打で1点差とし、ギャビン・クロスのタイムリー三塁打で同点。さらにストーン・ラッセルが勝ち越しタイムリーを放ち、これが決勝点となった。
ウィットJr.は5回表の第3打席でムニョスが投じた96マイルのシンカーが左前腕を直撃。代走を送られて交代したが、マット・クアトラーロ監督によると、いずれにせよ次のイニングで交代する予定だったようだ。クアトラーロ監督は試合後、「最初は指の感覚がなかったと言っていた。でも徐々に戻ってきたようだ」とコメント。最悪の事態も想定されたが、レントゲン検査の結果、骨折は回避できたことが明らかになった。
現在24歳のウィットJr.はメジャー3年目の昨季、161試合に出場して打率.332、32本塁打、109打点、31盗塁、OPS.977の好成績をマーク。首位打者のタイトルを獲得し、MVP投票では2位に入った。走攻守三拍子揃ったスター遊撃手として、今季もチームを牽引する活躍が期待されている。