第7戦の最終回に投げてほしい投手は誰? 剛腕クラセが1位
2025.3.13 13:33 Thursday
米公式サイト「MLB.com」ではスプリング・トレーニング期間中に各球団の番記者が選手アンケートを実施している。シーズン開幕に向けて、その集計結果が順番に公開されており、日本時間3月10日のテーマは「ポストシーズン第7戦の最終回に投げてほしい投手」。匿名を条件に100人以上の選手が回答し、1位エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)、2位メイソン・ミラー(アスレチックス)、3位ライアン・ヘルズリー(カージナルス)という結果になった。
クラセは昨季驚異的な好成績を残したこともあり、2位の4倍となる票を集めて1位となった。あるア・リーグの一塁手は「防御率0.61だ。言葉はそれだけで十分だろう」とコメント。やはり昨季の大活躍は印象的だったようだ。ガーディアンズは昨季レギュラーシーズンでリードした状態で9回を迎えた試合は82勝0敗。その立役者はもちろんクラセだった。あるア・リーグの三塁手は「彼は世界で最もエグい投手の1人だ」と語っている。
2位はアスレチックスのミラー、3位はカージナルスのヘルズリーと剛腕クローザーが並んだ。しかし、4位と5位は先発投手がランクイン。4位のゲリット・コール(ヤンキース)については、あるア・リーグの先発投手が「彼は本当に入念な準備をする投手だ。ポストシーズン第7戦のような状況でも普段通りの準備をして、しっかり投げてくれると思う」と話している。5位には昨季投手三冠でサイ・ヤング賞に輝いたタリック・スクーバル(タイガース)が入った。
また、大谷翔平(ドジャース)の名前を挙げた選手もいた。あるア・リーグの先発投手は「彼はポストシーズンで投げたことがないけれど、WBCの決勝戦を締めくくり、当時のチームメイトだったマイク・トラウトを抑えた。大舞台で素晴らしいピッチングができるのは証明済みだ」とコメント。球史に残る名場面となった2023年WBC決勝の最終回は、現役選手の記憶にも強いインパクトを与えたようだ。