デバースがDH起用にも前向き 「チームの勝利を手助けする」
2025.3.14 12:26 Friday
レッドソックスがアレックス・ブレグマンを獲得した当初、主砲ラファエル・デバースは「三塁は自分のポジションだ」とプライドをのぞかせていたが、シーズン開幕が近づくにつれて、態度を軟化させているようだ。チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローやアレックス・コーラ監督と話し合うなかで、デバースはチームの勝利を最優先に考え、DHに回ることにも前向きな姿勢を見せ始めている。デバースは「チームが僕に求めていることをやるよ」と話している。
デバースは「僕はチームを助けるためにここにいるんだ。起用法についてはすでにチームと話をしたし、僕の考えは彼らも知ってくれている。チームの勝利を手助けする準備はできているよ」とコメント。「(ブレグマンが加入したとき)僕はチームのプランを知らなかった。あの時点での僕の希望を伝えただけであり、そこからどんなことが起こるかは、あの時点では僕にはわからなかったからね」と前述の発言についても説明した。
今のところ、デバースはブレグマンに三塁のポジションを譲り、自分がDHに入ることについても前向きな姿勢を示している。「いいと思う。結局のところ、それを決めるのは僕ではないからね。僕は必要なことをやるだけだよ」とコメント。今春はやや調整が遅れているが、「開幕のスタメンに入ることができたら嬉しいね。そこに居られるようにしたい」と開幕戦の出場にも意欲を示している。
もしデバースがブレグマンに三塁のポジションを譲り、DHメインの起用になった場合、吉田正尚の出場機会に大きな影響を与えることになる。5年契約の3年目を迎える吉田だが、今季に関してはレギュラーの座は保証されていないのが実情だ。オープン戦はここまで7試合に出場し、打率.273(22打数6安打)、0本塁打、5打点、OPS.591という成績。シーズン開幕後、出場機会を確保するためには、打撃面でのより一層のアピールが必要になるだろう。